PETボトルを繊維に再利用


リサイクルでできた繊維製品

旭化成では、昭和46年に宮崎県延岡市のエステル工場内に初期のケミカルリサイクルプラントを設置し、主に自工場で発生する糸屑等の有効活用を図ってきましたが、近年、循環型社会の形成を目指して、廃棄物の有効活用が広く求められています。このような社会の要請に応えるため、今般、使用済みPETボトルを化学原料(モノマー)に戻した後、各種ポリエステル製品に再生するケミカルリサイクルのプラントをベースに新たにPETボトルの回収技術を確立し、本年5月より一部投入を開始しました。
 この技術は、回収したPETボトルを用いて、石油から製造したものと同等の高純度のポリエステル原料(DMT:ジメチルテレフタレート及びEG:エチレングリコール)を得る画期的なものです。
 本プラントで回収した原料モノマーは市販品と全く品質差が無いため、糸製品にした場合、従来のマテリアルリサイクルにありがちな投入用途の制約が殆どありません。ユニフォームは勿論、スポーツ、インナー用途、更には人工皮革向けの超極細糸に至るまで幅広い展開が可能です。
 今後は地元延岡市・宮崎県をはじめ、近隣自治体並びに地域周辺企業の皆様と連携しながら随時拡大を図っていきます。


・立地 エステル工場敷地内(宮崎県延岡市)
・処理能力 当面 年産3000トン規模
(500ミリリットル PETボトル約1億本相当)
・稼働時期 2001年5月より
・再生製品群 高機能型スポーツ、インナー衣料素材(ポリエステル長繊維)、人工皮革用極細糸 等

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